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日時
2003年5月24日(土)15:00〜17:30 終了しました
会場
大念仏寺
共催
日本サウンドスケープ協会平野の町づくりを考える会

日本サウンドスケープ協会2003年度シンポジウム(協会創立10周年記念事業)のページへようこそ.すべてのイベントは,晴天と100名を超える参加者を得て盛況の内に終了いたしました.ご参加・ご協力下さいました皆様,ありがとうございました.また2003年12月20日には報告書が完成,1月上旬に関係者に発送いたしました.報告書の内容については,年度内を目処にウエブ上で公開する予定です.

最終更新:2004/01/20

目次

新着情報(新しい順に並んでいます)

シンポジウム

概要

2003年度の協会シンポジウムは大阪で行われます.1980年から市民主体のまちづくり運動をつづける「平野の町づくりを考える会」の協賛により,協会設立10周年記念事業の一環として開催されます.ここで言う「平野」は大正時代まで「平野郷」と呼ばれていた地区で,現在の大阪市平野区中心部に位置する約1キロ四方の小さな場所.古くから経済的に繁栄した同地区は,戦国時代には自衛のために周囲に環濠をめぐらせた自治都市として発達し,堺とともにその名を近世史に残しましたが,近年の都市開発や地名改称によって,事実上地図から姿を消した幻の町でもあります.その旧平野郷地区をひとつの文化として継承しようとしているのが「平野の町づくりを考える会」です.ひとりひとりの,ちいさくて,持続的な活動を守ってきた同会は,地区内に民家・商店・寺社などを利用したミニ博物館運動「平野・町ぐるみ博物館」を1993年からスタート.毎月定期的に15の常設館を開いています.1998年からは,その一環としてサウンドスケープのミュージアム「平野の音博物館」を運営しています.

「サウンドスケープとは何か?」のバリエーションは,もはやこのシンポジウムのテーマにはなり得ませんでした.サウンドスケープとは,感覚と記憶とが織り成す「体験」そのものであり,サウンドスケープ運動とは個々のサウンドスケープの多様性と自律性を許容する行為に他ならないからです.今後は,このサウンドスケープという体験と運動にこだわることによって,私達が何を目指すのか,そのために誰がどう行動すればよいのか,そしてその行動が誰のために何の役に立つのか,といったより具体的・現実的な問題に対する実践的な取り組みとその成果が問われる時代となるでしょう.その主役は,どこかで誰かがつくった概念や方法ではなく,現場におけるひとりひとりの行動と哲学なのです.「平野の音博物館」もまた,こうした時代の要請を感じつつ,市民運動としてのサウンドスケープデザインを模索する場として生まれました.

シンポジウムのメインは,複数のワークショップを同時開催するサウンドバザールです.これらのワークショップは,「平野の町づくりを考える会」の会員によってプレゼントされます.このサウンドバザールのねらいは,まちづくりの生の雰囲気を肌で感じてもらうこと.実際の体験を通して,サウンドスケープデザインを本当の意味での「下からのデザイン」に育むためのヒントを探してみませんか.

※ 翌日25日(日)は「平野・町ぐるみ博物館」の月例開館日です.

シンポジウムプログラム

いくつかのプログラムはメイン会場で全員一緒に楽しみます.またいくつかのプログラムは同時並行で行い,ビジターの皆様には適宜お好きなプログラムを見て回っていただきます.プログラム番号は,会場内案内図と対応しています.

基調講演(15:00〜15:30)会場
(1) 協会創立10周年記念事業に寄せて(協会代表)白雲閣
(2) 平野の音博物館の活動について(西村篤)白雲閣
サウンドバザール・音の縁日(15:30〜17:30)会場
(3) オカリナ&ハーモニカコンサート(オリーブ境内
(4) サウンドパフォーマンス(川口良仁&石上和也鐘楼
(5) 懐かしオーディオ博覧会(今野博・黒瀬杲)白雲閣
(6) 大阪遊び唄伝承プロジェクト(おんなぐみ)お茶所
(7) 作って楽しむ音遊び(さわやかホリデー)瑞祥閣
(8) 講談に織り込まれた音の世界(旭堂南楓)白雲閣
(9) 映像記録から景観を考える(松村長二郎)白雲閣

また,町ぐるみ博物館のひとつ「和菓子屋さん博物館」を担当する梅月堂の提供により,茶菓の接待があります.16:30頃に白雲閣内で.どうぞお楽しみに.

18:00頃より,JR平野駅近くで懇親会を予定しています.遠方から日帰りの皆様にも参加いただけるよう配慮して設定するつもりですので是非お気軽にご参加ください.

懇親会

シンポジウム終了後,最寄駅近くで懇親会を開きます.協会員であるか否かを問わずどなたでもご参加いただけます.どうぞお気軽にご参加下さい.

【時間】
18:00〜19:30
【参加申込】
当日受付にてお申込み下さい.事前予約の必要はありません.
【会費】new!
3000円
会費は受付時に頂戴いたします.懇親会場で追加料金をいただくことはありません.
【会場】
なる/平野店(居酒屋)
平野元町10-38(JR平野駅前,パチンコ屋の2階)TEL:06-6796-3003

会場(総会・シンポ共通)

会場の大念仏寺(だいねんぶつじ)は融通念仏宗(開祖:良忍,1072-1132)の総本山で,本堂は大阪府下最大の木造建築物.平野の町づくりを考える会の会員でもあり,「平野・町ぐるみ博物館」のひとつ「幽霊博物館」(幽霊の掛け軸や寺に伝わる幽霊伝説にまつわる収蔵品を展示)を年1回開催する他,コンサートやシンポジウムなど会の行事の会場としてしばしば利用されるなど平野におけるまちづくり活動のキーポイントのひとつ.平野の音博物館のサテライトでもあり,大念仏寺の年間の行事の音などを収めたCDを展示しています.

会場最寄駅までのアクセス

traffic mapJRで大阪方面からお越しの場合は,難波駅・新今宮駅・天王寺駅にて大和路線の王寺・奈良方面行き普通列車に乗換,平野駅(普通のみ停車)下車,徒歩約5分。地図にはありませんが,大阪市営地下鉄の場合は,大阪市営地下鉄谷町線平野駅下車,徒歩15分。西梅田・天王寺方面からの場合は「八尾南行き」に乗車。


JR平野駅に関する情報 (JR-WEST路線情報サイト「JRおでかけネット」へのリンク)

最寄駅から会場までのアクセス

JR平野駅の改札はホームをつなぐ橋上に一箇所あります.改札を抜けると左右に階段がありますので,右側(南側)の階段を降ります.駅前はロータリーになっておりバスとタクシーの乗り場になっています.ロータリーから続く道を直進すると三つ目の信号で国道25号線と交差します.この交差点の北西角には吉野家(牛丼),北東角に印刷店があり,南西方向に大念仏寺の塀を見ることができます.塀に沿ってしばらく南下すると,大きな門が見えます.街角の地図や看板には「大念佛寺」と表記されていることもあります.

会場周辺の地図 (地図情報サイト「マピオン」へのリンク)

総会案内

協会長からのご挨拶

日本サウンドスケープ協会
会長 谷村 晃

下記の要領で日本サウンドスケープ協会第11回(平成15年度)通常総会を開催いたします。総会に引き続き,別途御案内いたしておりますようにシンポジウム,懇親会を予定しておりますので,同封のハガキにて平成15年5月21日(水)必着で御出欠を,特に総会に御欠席の場合には必ず委任状をあわせて御提出くださいますようよろしくお願い申し上げます。ところで,協会活動の概況を申しますと,会報・協会誌・名簿の発行,シンポジウム,例会,研究発表会の開催を行うとともにホームページの充実を図りました。次年度は同様の活動に加え,英文ホームページを充実させ,われわれの活動を海外に発信する一助にしたいと考えています。14年度は三重でのローカルな活動の支援を行いました。次年度も社会的な活動を広げていきたいと存じます。またシンポジウム講演会終了後簡単な懇親会を会場近くで開きます。

日時:
平成14年5月24日(土)14:00〜15:00
会場:
大念仏寺
大阪市平野区平野上町1-7-26
※アクセスについては会場案内をご覧下さい
議題:
第1号議案:
  平成14年度会計報告[資料1*備考
  平成14年度事業報告[資料2*備考
  平成14年度監査報告[資料3*備考
第2号議案:
  平成15年度予算案[資料4*備考
  平成15年度事業計画[資料5*備考
第3号議案:
  その他,国際音響学会議との連携など

*備考:資料は総会で配布します。

目下議案は上の通りですが,総会までに案件が提出される場合がございます。総会に関するお問い合わせ等は,理事長・平松幸三(電話:0798-45-9853,電子メール:NBG01036@nifty.ne.jp )までお寄せ下さい。

コンタクト

Last modified:Friday, 23-Jan-2004 08:57:35 JST